令和7年5月から帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります

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帯状疱疹ワクチンの定期接種が令和7年5月1日から始まります

令和7年度から、高齢者等の帯状疱疹予防接種が予防接種法のB類疾病に位置づけられ、重症化予防を目的に開始されます。

対象となる方は年度によって異なるため、接種機会を逃さないようご注意ください。

令和7年度に対象となる方

1.接種日時点で赤平市内に住民登録がある方で、下記に該当する方。なお、対象となる方には令和7年4月中旬に個別に受診券を発送しています。

令和7年度に対象となる方
年齢 対象となる方の生年月日
65歳 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生
70歳 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生
75歳 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生
80歳 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生
85歳 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生
90歳

昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生

95歳 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生
100歳以上 大正15年4月1日以前生

2.接種日時点で赤平市に住民登録があり、60歳から65歳未満までの方で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害(障害1級程度)を有する方

接種できる期間

定期接種期間(助成がされる期間)は、令和7年5月1日(木曜日)から令和8年3月31日(火曜日)までです。
※この期間を過ぎると任意接種となり、全額自己負担での接種となります。

経過措置について

令和7年度から令和11年度までは経過措置として、65歳から100歳まで5歳刻みの節目年齢を迎える方が対象となります。
令和12年度からは65歳の方のみが対象となります。

受診券について

今年度対象となる方には、個別に受診券を発送しています。接種時、医療機関に必ずご持参ください。
受診券の有効期間は令和8年3月31日(火曜日)までです。有効期間を過ぎると全額自己負担になりますのでご注意ください。

なお、対象となる方のうち上記2に該当し、接種を希望される方は健康づくり推進係にご連絡ください。

接種できる医療機関

原則、市内医療機関に限ります。※接種は令和7年5月から開始されます。

接種できる医療機関
医療機関 予約 受付日時

佐々木内科クリニック

電話:0125-32-5516

必要

予約時にお伝えします

平岸病院

電話:0125-38-8331

必要 予約時にお伝えします
あかびら市立病院 不要

毎月第2・第4木曜日

午後1時30分から1時45分

※市外の施設等に長期入院・長期入所中のため、市内医療機関で接種を受けることが著しく困難な場合に限り、助成の対象となる場合があります。入院・入所施設の相談員等にご相談ください。

使用するワクチンと回数・金額

2種類のワクチンがあります。どちらかを選択して接種してください。

ワクチンの種類と回数・金額
ワクチンの種類

接種部位

接種回数

1回あたりの

接種料金

1回あたりの

助成費用  

1回あたりの

自己負担額

生ワクチン

(ビケン) 

皮下に接種

1回

8,860円

5,360円

3,500円

組換えワクチン

(シングリックス)

筋肉内に接種

2回(2か月以上
間隔をあける) 

22,060円

13,260円

※2回目接種が3月31日を過ぎると 
助成されませんのでご注意ください。

8,800円

※生活保護を受給されている方は、市役所健康づくり推進係で事前に手続きをすることで自己負担額免除となります。
受診券と個人番号(マイナンバー)がわかる書類をお持ちになり、市役所健康づくり推進係窓口までお越しください。

使用するワクチンの接種条件・予防効果・主な副反応

ワクチンの接種条件・予防効果・主な副反応
ワクチンの種類  接種条件 予防効果 ワクチンの主な副反応

生ワクチン

(ビケン)

病気や治療により
免疫低下している
方は接種不可

接種後1年:6割程度
接種後5年:4割程度
30%以上:発赤
10%以上:掻痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結
1%以上:発疹、倦怠感

組換えワクチン

(シングリックス)

免疫の状態に
かかわらず
接種可能

接種後1年:9割以上
接種後5年:9割程度
接種後10年:7割程度
70%以上:疼痛
30%以上:発赤、筋肉痛、疲労
10%以上:頭痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上:掻痒感、倦怠感、その他の疼痛

他のワクチンとの同時接種について

  • 帯状疱疹ワクチンは、医師が必要と認めた場合に、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン等と同時接種が可能です。
  • 生ワクチンについては、他の生ワクチンとは27日以上の間隔を置いて接種してください。

接種に関する注意

  • 定期接種の対象期間(令和8年3月31日まで)を過ぎると任意接種となり、全額自己負担となりますのでご注意ください。
  • 特に組換えワクチンは、2回目の接種に2か月以上の接種間隔が必要なため、接種をご希望される場合は、早めに接種開始されることをお勧めします。
  • 帯状疱疹ワクチンについてもっと詳しく知りたい方はこちら(厚生労働省ホームページ)をご覧ください。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。子どものころに初めて感染すると、水痘(水ぼうそう)を発症します。
治った後もウイルスが体の神経節に潜んでおり、加齢や疲労、ストレスなどにより免疫力が低下すると帯状疱疹を発症します。
発症は50歳を超えると増加し、70歳代でピークを迎えます。80歳までには約3人に1人が発症すると言われています。

症状

初期の症状

体の左右どちらかの神経に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみ、痛みなどです。
皮膚症状が現れる前後には、発熱したりリンパ節が腫れたりすることもあります。

発疹が出現する

発疹は、皮膚の痛みや違和感、かゆみなどが起こった場所に現れます。最初はわずかな盛り上がりで小さなぶつぶつです。胸や背中、腹部など多くは上半身に現れ、顔面や目の周りにみられることもあります。

水ぶくれへと変化する

発疹は、その後小さな水ぶくれに変化していきます。水ぶくれは初め、数ミリ程度の小さなものが数個みられるだけですが、次第に数を増していき帯状に分布します。

水ぶくれは、血液を含んだ黒ずんだ色になることや膿がたまることもあります。約1週間で破れ、その後かさぶたとなり皮膚症状は3週間前後で治まりますが、色素沈着や傷跡が残る場合もあります。

合併症

帯状疱疹の合併症として、皮膚症状が治った後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」があります。
さらに、帯状疱疹は目や耳や顔にも症状が出ることもあります。

予防 

帯状疱疹の予防には、規則正しい生活習慣適度な運動などできるだけ健康的な生活を心がけ、免疫力を低下させないようにすることが大切です。
また、予防接種は、発症を完全に防ぐものではありませんが重症化を防ぎ、後遺症の予防につながるとされています。

治療

原因となっているウイルスを抑える抗ウイルス薬と、痛みに対する痛み止めが中心となります。発症早期に治療するほど効果が高く、合併症の予防効果も期待できると言われています。
原因のわからない痛みや発疹など、自分の症状が帯状疱疹かもしれないと思ったら早い段階で医療機関を受診しましょう。

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