令和5年第47週(11月20日から11月26日)において、滝川保健所管内の1定点医療機関あたりの患者報告数が、警報基準以上となりましたので、インフルエンザ警報が発令されました。
今後、滝川保健所管内において流行がさらに拡大する可能性がありますので、感染予防に努めるようお願いします。
定点医療機関からのインフルエンザ患者報告状況
第47週(令和5年11月20日~11月26日)において
区分 | 滝川 | 全道 | 全国 |
定点あたり患者数 | 32.33人 | 51.9人 | - |
※発令基準
- 注意報:1定点医療機関あたりの受診患者数が一週間で10人以上となった場合
- 警報:1定点医療機関あたりの受診患者数が一週間で30人以上となった場合
※警報発令後は1定点医療機関あたりの受診患者数が10人以上であれば警報を継続
最近5週間において
区分 | 滝川保健所管内 | 全道 | 全国 |
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第43週 |
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第44週 (10月30日から11月5日) |
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第45週 (11月6日から11月12日) |
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46週 (11月13日から11月19日) |
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第47週 (11月20日から11月26日) ※速報値 |
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インフルエンザとは
インフルエンザはインフルエンザウイルスによりおこる急性の呼吸器感染症です。
1日から3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38度以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快していきます。
いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強いのが特徴です。
発病後2日以内に抗ウイルス剤を服用することで症状を軽くし、罹病期間の短縮も期待できます。
インフルエンザは熱が下がっても、他の人にうつす可能性があります。熱が下がってから、まる2日間平熱が続く状態を確認してから、学校、職場に行くようにしましょう。
(抗ウイルス剤により、以前より早く解熱することがありますが、発症後5日間はウイルスを排出していることが確認されています。登園、登校、出勤等の判断は医師の指示に従いましょう。)
小児・高齢者は特に注意が必要です。
小児の場合、一度受診をしたとしても、「意識が変」「けいれんを繰り返す」「意味不明な言動をする」など脳症を疑う場合は、すぐに受診(休日夜間いつでも)しましょう。
- 解熱剤によっては脳症の予後を悪化させるものがあります。
- 解熱剤は小児科医が処方したものを使いましょう。
- 小児に大人の解熱剤を使うことは絶対止めましょう。
小児や高齢者は症状が急激に変化することがあります。
ご家族のかたは目を離さないように注意して下さい。
インフルエンザQ&A(厚生労働省ホームページ)(新規ウィンドウで開く)(外部サイト)
感染予防に努めましょう
- 流行期に人込みを避けること
- 外出後のうがいや手洗いをする
- 咳エチケットをする
- バランスの良い食事、十分な休養、適度な運動で免疫力を高める
インフルエンザワクチンは、接種をすると、接種しなかった場合に比べて、死亡の危険を5分の1に、入院の危険を約3分の1から2分の1にまで減少させることが期待できます(発症予防効果は少ない)。