【感染症情報】手足口病警報が発令されています!

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滝川保健所管内で『手足口病』が流行しています

令和7年度第41週(令和7年10月6日から10月12日)において、滝川保健所管内の手足口病患者報告数が、警報基準である5人以上となり警報が発令されました。
今後、滝川保健所管内おいて流行がさらに拡大する可能性がありますので、感染予防につとめるようお願いします。

1.手足口病の予防

治癒後も3週間から4週間は原因ウイルスが便中に排出され、感染しても発症しない例(不顕性感染)も多いため、感染者との接触を避けることは現実的に困難であり、特別な予防法はありません。

手洗いやうがいを励行するとともに、集団生活ではタオルなどの共用は避けましょう。

2.手足口病とは

コクサッキーA16型やエンテロウイルス71型などの伝染性ウイルスに感染して起こる感染症で、飛沫感染や経口感染(糞口)を起こします。

発熱と口腔、咽頭粘膜に痛みを伴う水疱ができ、唾液が増え、手・足末端や臀部に水疱が見られるのが特徴です。
水疱は1週間から10日で自然消退しますが、ごくまれに髄膜炎や脳炎を生じることがありますので、持続する発熱や嘔吐、頭痛がある場合は注意が必要です。

3.最近5週間における定点医療機関からの患者報告数

定点医療機関からの患者報告数(表示は、「報告数(患者/定点)」単位:人)
  滝川保健所 全道 全国

第37週(9月8日から9月14日まで)

4(2.00)

447(4.38)

1,366(0.58)

第38週(9月15日から9月21日まで) 3(1.50) 344(3.41) 1,072(8.47)
第39週(9月22日から9月28日まで) 4(2.00) 257(2.52) 933(0.40)
第40週(9月29日から10月5日まで) 7(3.50) 322(3.19)

第41週(10月6日から10月12日まで)
※速報値

10(5.00)

 

全道の手足口病の流行情報は、北海道感染症情報センターホームページでご覧になれます。
北海道感染症情報センターホームページ

4.手足口病警報とは

厚生労働省の感染症発生動向調査により把握した、全道の定点医療機関を受診した手足口病患者数が、国立感染症研究所において設定した警報レベルの基準値に達したときに発令し、大きな流行の発生や継続が疑われることを指します。

手足口病の警報レベル
区分 開始基準値 終息基準値
定点あたり患者数 5人 2人

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