台風災害への対策と注意
8月から9月にかけては1年で最も台風の発生・接近・上陸が多くなる時期です。統計によると、年間でおよそ26個の台風が発生し、そのうち、およそ11個が日本に接近します。北海道への台風の接近数はおよそ2個で本州に比べると少ないですが、強い勢力を保ったまま接近・上陸することもあります。
台風による災害は、主に暴風・大雨・高潮・高波によるものです。
気象庁では、台風が接近し、災害のおそれがある場合には、警報や気象情報を発表し、警戒を呼びかけます。テレビやラジオ、気象庁のホームページなどで最新の気象情報をチェックして台風接近に備えてください。
台風による災害から身を守るため、次のことに注意しましょう。
台風が接近する前
- 避難場所、避難経路などを家族で確認しておく。
- 屋外の植木など飛散しそうなものは、屋内に片づけておく。
- 大雨による浸水や土砂災害の危険があるので、低い土地や斜面のそばにいるかたは早めの避難を検討する。
- 高潮による浸水や高波が岸壁を越えてくるなどの危険があるので、海岸付近にいるかたは早めの避難を検討する。
台風が接近して大雨等の影響を受け始めた時
- 無理な外出は避ける。
- 地元市町村からの避難指示や避難勧告などのお知らせに注意する。
- 自ら危険を感じたら屋内の安全な場所に移動または避難する。
- アンテナなどの補修のために屋根に上がることは絶対にしない。
- 増水した川や高波が打ち寄せる海岸や防波堤には絶対に近づかない。
台風の影響が弱まった時
- 雨が弱まっても、川の増水や土砂災害の危険があるので、川やがけには近づかない。
問い合わせ先
札幌管区気象台天気相談所
電話番号:011-611-0170