【自然災害】竜巻について

トップ記事【自然災害】竜巻について

竜巻の発生しやすい状況と備えについて

竜巻は、積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する激しい空気の渦巻きです。多くの場合、積乱雲の底から漏斗状の雲を伴っています。竜巻の直径は数十メートルから数百メートルで、数キロメートルに渡って移動し、竜巻が通過した場所では、激しい突風によって、住家が倒壊したり、自動車が飛ばされたりするなど、人命に関わる非常に大きな災害が発生します。

竜巻をもたらす積乱雲は、台風や低気圧のほか、上空に強い寒気が流入した場合などに発生します。

北海道では、1991年から2010年にかけて30個の竜巻が発生し、2006年11月7日には佐呂間町で9名のかたが竜巻によって亡くなっています。

気象台では、竜巻発生のおそれがある場合、雷注意報や「雷と突風に関する気象情報」を発表し、今まさに竜巻が発生しやすい状況になった場合には「竜巻注意情報」を発表します。これらの気象情報を利用しつつ、空の変化に注意し、自分の安全は自分で守ることが大切です。

竜巻注意情報が発表されたら

空の状況に注意し積乱雲が接近する兆しがないか確認しましょう。
※気象庁ホームページ「竜巻発生確度ナウキャスト」で危険な区域の詳細が把握できます。
竜巻発生確度ナウキャスト

積乱雲が近づく兆しとは

  • 真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
  • 雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。
  • ヒヤッとした冷たい風が吹き出す。
  • 大粒の雨や「ひょう」が降り出す。

竜巻が間近に迫ったら

屋外では

  • 頑丈な建物の中に移動する。
  • 物置や車庫・プレハブ(仮設建築物)の中は危険です。

屋内では

  • 窓やカーテンを閉めて窓から離れる。
  • 窓のない部屋(できれば1階)に移動する。
  • 丈夫な机やテーブルに下に入るなどし、身を小さくして頭を守る。

気象情報についての問い合わせ先

札幌管区気象台天気相談所

  • 電話番号:011-611-0170

カテゴリー

公開日:

アンケート

※必須入力

いただいたご意見については、原則回答しておりませんのであらかじめご了承ください。

このページの内容は分かりやすかったですか?※必須入力