(武田/モデルナ社製)新型コロナウイルスワクチンについて
武田/モデルナ社の新型コロナワクチンについて(厚生労働省ホームページへ)
有効性
新型コロナウイルス感染症の発症予防効果は約94%です。(ワクチンを受けた人は、受けていない人よりも新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないことが分かっています)
なお、初回接種において、本ワクチンの接種で十分な免疫が確認されるのは、2回目の接種を受けてから14日以降とされています。
また、追加接種から28日後の中和抗体価は、2回目の接種から28日後の中和抗体価よりも高い値であったことが報告されています。
ただし、追加接種を受けても、感染を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります。
副反応
ワクチンの安全性と副反応について、厚生労働省ホームページ「新型コロナワクチンQ&A」(新規ウィンドウで開く)(外部サイト)に詳しい情報が掲載されています。
起こるかもしれない重い症状
【まれに起こる】
- ショック
- アナフィラキシー(全身のアレルギー反応で冷汗、喘鳴、血圧低下、意識障害、呼吸困難などの症状を呈する)
【ごくまれに起こる】
- 初回接種では、ワクチン接種後に軽症の心筋炎や心膜炎が報告されています。
- 接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
※1回目よりも2回目の接種に多く、若い方、特に男性に多い傾向があります。
起こるかもしれない体の症状
主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。
追加接種(3回目)では、1回目や2回目の接種と比較して、リンパ節の腫れが多く(20%程度)報告されています。症状がひどかったり長引く場合は、医療機関を受診してください。
最新の情報について
先行的に接種を受けた約2万人の医療従事者を対象に、接種後一定期間(約1か月)に起こった症状・疾病を調査しています。詳しくは「新型コロナワクチン接種後の健康状況調査」のページ(新規ウィンドウで開く)(外部サイト)をご覧ください。
また、接種後の副反応疑いについての詳しい情報は、厚生労働省「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」のページ(新規ウィンドウで開く)(外部サイト)をご覧ください。
ワクチン接種後の副反応への対応方法
厚生労働省「新型コロナワクチンの副反応について」のページ(新規ウィンドウで開く)(外部サイト)に、副反応への対応方法について掲載されています。
予防接種を受けることが出来ない方
- 明らかに発熱している方(※1)
- 重い急性疾患にかかっている方
- 本ワクチン(※2)の成分に対し重度の過敏症(※3)の既往歴のある方
- 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方
(※1):明らかな発熱とは通常37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではありません。
(※2):モデルナ社製ワクチン(3回目)の詳しい成分等についてはこちらをご覧ください。モデルナ社製3回目ワクチンの説明書 (PDF 843KB)
(※3):アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。なお、1回目あるいは2回目の接種でこれらの症状が認められた方は、同一のワクチンを用いた追加接種を受けることはできません。
予防接種を受けるにあたり注意が必要な方
- 抗凝固療法を受けている方、血小板減少症または凝固障害のある方
- 過去に免疫不全の診断を受けた方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある方
- 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーが疑われる症状が出た方
- 過去にけいれんを起こしたことがある方
- 本ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方
妊娠中、又は妊娠している可能性がある人、授乳されている人は、接種前の診察時に必ず医師へ伝えてください。ただし、かかりつけの産婦人科医に確認していない場合でも、予診医によりワクチン接種が可能と判断された場合は、接種が可能です。
新型コロナウイルスワクチンの相談窓口について
厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター
- 電話番号:0120-761-770
- 対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・ベトナム語
- 受付時間:午前9時~午後9時(土日・祝日も実施)
- 日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語:午前9時~午後9時
- タイ語:午前9時~午後6時
- ベトナム語:午前10時~午後7時
北海道新型コロナウイルスワクチン接種相談センター【令和3年4月10日開設】
- 電話番号:0120-306-154
- 受付時間:午前9時~午後5時30分(土日・祝日も実施)
- 主な受付内容:ワクチンの副反応等に関する相談、副反応を疑う症状が発生した場合の受診に関する助言、ワクチンの有効性や安全性に関する情報提供など